
岩崎書店 定価1200円+税
小学校中学年~
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「福祉について考える」は、教育の現場でも総合的学習の中で積極的に取り入れられている。
この本は特別養護老人ホームとデイサービスセンターで働く若い介護士を主人公に描いたノンフィクションだ。
人の心に寄り添うことの大切さー、そして難しさー。
その人を大切にするということは、その人の宝物までも大切にするということ。
その老人のケアをただしていればいいというのではなく、いつかはその人が培ってきた思い出も一緒に持ってこられるようなホームにしたい―。
介護という仕事を通して自分の夢を実現させようとする若者と、認知症の妻を持った老人の物語。
児童書なのに、発売してみると、なぜか大人の指示を圧倒的に集めた本である。
共感できる内容なのかもー?
人は誰でもいつか、老いて年を取っていく。
人としての権利を失わず、他人に我が身を任すということの難しさを私たちはどう向き合っていけばいいのだろうかー?
老いて、認知症になりすべてを忘れ去ったほうが、人として幸せなのか。その時、家族は?
児童書ながら、人間の尊厳について真剣に取り上げた一冊である。