
国土社 定価 1200円+税
小学校高学年~
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時は1960年代。当時、犬は家畜として扱われ、日本での動物医療は進歩していなかった。手術の際、欠かせないのが麻酔だが、その麻酔も45分が限界で、それ以上かかる手術は助かる見込みがない病として死を余儀なくされていたのである。
その時、ひとりの獣医師が動物の麻酔学を学ぶためアメリカへ旅立った。
安全で長時間の手術にもつかえる吸入麻酔があれば・・・。
アメリカ人の獣医師と共に、吸入麻酔の開発に取り組んだ澤辺省三はついに、動物の吸入麻酔を完成させる。
さらに獣医師の澤辺は、動物の治療は医療技術だけではなく、飼い主の信頼を得ることから始まることをアメリカ人獣医師から教えられる。
言葉が話せない犬たちへの限りない愛情と、飼い主にとってはたったひとつの命である愛犬への想いを最大限に汲み取り、治療に全力を注いできた澤辺省三の40年間を描くノンフィクション。
私自身が、犬を飼い、大の犬好きであることから「こんな獣医さんが近くにいたらなあ・・・。」という願いを込めて書き上げた一冊。
命を救うということはどういうことか、また、吸入麻酔がどんなものなのか興味がある子どもには図解も入っているので是非、読んでみてほしい。