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今西乃子の本を紹介しています!
各本とも写真がたくさん使われていて、とてもわかりやすく書かれています。
児童書ですが、学校の先生方、お母さん方にも是非読んで欲しい社会性のあるテーマがほとんどです。

是非、一度読んでみてください。

命がこぼれおちる前に -収容された犬猫の命をつなぐ人びと―

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捨てられる命、ゼロを目指して!
千葉市動物保護指導センターの職員さんと、ボランティアさんが
小さな命の叫びに耳を傾け、官民一体となって、画期的な取り組みが始まった。
すべての愛護センター、そして保護活動をされている人たちにも呼んでいただきたい
一冊!
聞こえない小さな命の心の声に、是非、耳を傾けてください。
きっと、あなたにも、その声が聞こえてくるでしょう。
佼成出版社 刊 1500円+税
小学校中学年以上~

心のおくりびと 東日本大震災 復元納棺師

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被災者の方々にとってガレキは“宝の山”です・・・。
納棺師・笹原留以子さんの、この言葉が何よりも胸に突き刺さった。
自分たちがずっと住んでいた家、子どもが背負っていたランドセル、
生きてきた証が記録されたアルバム、そして・・・未だ見つからない家族の亡骸・・・。

すべてが砕けてここに眠っている―。

私がこのテーマを取り上げたいと思ったのは、大震災をきっかけに、「家族」という社会の基礎単位に日本の人々が再び目を向けたと感じたからだった。
大震災を経験し、あの大津波が去った後、必死で家族を探す被災地の人々の姿にみなそれぞれが家族の在り方、大切な絆を感じたのである。
家族とは何か―。命とは何か―。生きるとは何か、誰のためなのか・・・。
大震災で感じた心を決して忘れず、記憶に留め、私たち一人一人が、心の目を開き、命の尊厳を「生」と「死」の両側から誠実に見つめることが、被災者の方々の気持ちに寄り添うということなのではないだろうか。
大切な家族を亡くした喪失感は、筆舌に尽くしがたい。
がんばって―、などと簡単に言えるものではない。
だからこそ、笹原さんは、言葉ではなく“魂”で、遺体復元ボランティアを続けた。
どんなに辛くても、どんなに苦しくても、大切な家族を失っても、人は生きていかなくてはならないし、生きていける―。
笹原さんのボランティアはこれから生き続けていく遺族のためにできる最大限の支援だったのだろう。

執筆にあたっては、笹原さんと共に被災地を周り、その時々の様子を聞かせていただき、本書で描いた。
読まれる方の立場によっては心痛める場面も多多あることだろう。
しかし、ご遺族との描写を丁寧に描くことが、笹原さんの魂、熱意、やさしさ、またご遺族の悲しみ、愛情、強さを一番素直に表現できる唯一の方法だったと思う。

大切な人を失う苦しみは、言葉では言い表せない。
しかし、「苦しみが大きい」ということは、それだけ「大切な人に出会えた」ということだ。
故人が素晴らしい想い出を家族に残した何よりの証拠だ。
本当に「救いようのない苦しみ」とは、そういった「大切な人に出会えなかった人」の中に芽生えるものなのだ。

この度の取材を通して笹原さん、そして被災者方々の生き方を見つめ、
私自身の生き方を考えた。
私は生きている。
生きている今だからこそ、いい思い出をたくさんつくっていこう。
想い出は、永遠だ。

そして、彼らの言葉のひとつ、ひとつ、涙一滴の真意を知り、再びガレキの前で手を合わせた時、
ようやく・・・少し・・・ほんの少しではあるが・・・
笹原さんの想い、そして被災者である彼らの深い悲しみに、私自身寄り添えるのではないかと
思った・・・。

金の星社 刊  
定価: 1300円+税

捨て犬・未来と子犬のマーチ  もう、安心していいんだよ

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障がいを負って捨てられていた子犬・未来。
その未来が里親の家で三歳を迎えた頃、つぎつぎと、同じように人間に捨てられた犬たちが
やってきた。
生きることの意味と命の可能性を、捨て犬たちに教える、もと捨て犬の「未来」―。
人間社会で一所懸命生きる、小さな命の生の声をとどけるノンフィクション
小学校中学年から

定価1300円+消費税 岩崎書店刊

小さないのち まほうをかけられた犬たち 

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飼い主に捨てられた多くの犬たち。
彼らが行き着く場所は、動物愛護センターだ。
その行き先にあるのは「死」である。
そんな四面楚歌に落ちた犬たちを、救い出し、愛情という魔法を使って、再びその命を
ピカピカに変えていくひとりの一時預かりボランティアを描いた物語。
今西、お初の写真絵本です。
センターにいた犬たちが、どう変わっていくのか・・・命の可能性を証明した一冊。
低学年向け「命の授業」にお勧めの本です。
(金の星社 刊) 1300円+税

クララ、いっしょに走ろう -障がいを持った、白いシェルティ-

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愛子のもとへやってきた、白いシェルティ、クララ。
人間の都合で作り出され、そして捨てられたこの犬には、見えない、聞こえないという障がいがあった。
命の可能性を信じ、たがいの信頼関係を築いていく人間と犬との感動の物語。
障がいを負った犬を見て、多くの人は「かわいそう」という。
しかし、「かわいそう」という言葉が最も似合うのは、見た目や金でしか、物事の価値を見出せない
人間たちなのである。
定価1200円+税 ポプラ社 刊

しあわせのバトンタッチ -障がいを負った犬・未来、学校に行く-

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「命のバトンタッチ」の続編、我が家の未来の「命の授業」を描いたノンフィクション。
このたび、未来が学校へ行く様子を描いたルポルタージュが一冊の本(本書)となって刊行された。
これまで私は児童文学雑誌や児童書のアンソロジー、雑誌等で「命の授業」の様子を短くまとめ活字で発表をしながら、もっと多くの子どもたちに「命の授業」を知ってもらうにはどうすればいいか、未来と出会える場をどうつくればいいかをずっと考えてきた。
授業回数や子ども達からの感想文が増えるたびに、未来を連れて全国の学校で授業ができたらとも思ったが、未来を連れて行くとなれば、家族の協力も不可欠で、未来の健康状態や心理状態にも気を使わなくてはならない。
結果、授業の多くはどうしても首都圏に限られてしまうのが現実だった。

全国の子ども達に未来の「命の授業」を-。
私の願いであったが、方法は以外にも身近な場所にあった。
それは、「本」という「教室」を借りて「命の授業」を行うことだ。
日本のどこにいても、「命の授業」を受けることができ、「未来」と出会える場を創る-。
こうして誕生したのが「読書」による「読者」のための出前授業、「しあわせのバトンタッチ」である。
本書にも触れている通り、未来とであった子ども達は、未来をただの犬と捉えず「未来と自分」「未来と自分の周りにいる誰か」を常に重ね合わせ、正義とは何か、幸せとは何かをそれぞれが真剣に考え、個々の想いを丁寧に述べてくれている。
 こうした子どもたちの鋭い洞察力、素晴らしい感受性なくして本書にルポルタージュとしての熱い息を吹き込むことはできなかっただろう。
児童書のノンフィクションを書き始めてもうすぐ10年-。
 この節目に、出会った子どもたちの多大なるパワーを借りて本書が発行できたことは、私にとって大きな喜びである。

 「命の授業」へようこそ-!

岩崎書店 刊  定価1300円+税

読書介助犬 オリビア

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3年前に出版した「犬に本を読んであげたことある?」が、装い新たに「青い鳥文庫」となって
登場しました!
タイトルは違うけど、内容は「犬に本を読んであげたことある?」と同じです。
シェルターで殺処分対象だったオリビアが、落ちこぼれの子どもたちと接することで、
子ども達はどんどん変り成長していきます。
犬と本と子ども!日本でも是非、こんな取り組みが始まればいいなあと思い、取材して書き上げた
一冊です!

犬たちをおくる日-この命、灰になるために生まれてきたんじゃない-

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2009年2月19日午後1時20分。
その日、私が殺したのは30頭の成犬、7匹の小犬、11匹のねこであった。
その死に顔は、人間を恨んでいるようには見えなかった。
彼らはきっと、最期のその瞬間まで、飼い主が迎えに来ると信じて待っていたのだろう。
あの日からずっと、ステンレスの箱の中で死んでいった彼らを思わない日はなかった。
“だれかを嫌いになるより、誰かを信じているほうが幸せだよ”
犬たちの声が聞こえる。
この「命」どうして裏切ることができるのだろうか。

本書は、「愛媛県動物愛護センター」で犬たちの殺処分業務に日々携わる作業員の方を主人公に描いたノンフィクションである。
犬やねこを飼っている人に関わらず、「人が生きている意義」を見出したい方には是非読んで欲しい一冊だ。
私は学校で多くの子ども達に問う。
「みんな、大きくなったら、命を捨てる人間か、命を護れる人間か、どっちの大人になったほうが自分を好きになれる?」
誰かを抱きしめることは自分を抱きしめること、誰かを護ることは自分を護ること・・・。
そのメッセージを死んでいった犬たちを通じて伝えたかった一冊である。
小学校高学年以上から
定価1300円+消費税

虐待を受けた犬・ベティ ―ドッグ・トレーナーと歩んだ日々―

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この本は、古銭正彦さんという、ひとりのドッグ・トレーナーの物語である。

犬にご褒美をあげるとしたら、多くの人が「おやつ」と答えるだろう。

事実、多くの犬のトレーナーがこの「おやつ」を使ってしつける方法を試みている。

飼い主の支持に従えば、美味しいものがもらえるというわけだ。

ところが本書の古銭さんは、この「おやつ」をほとんどトレーニングに用いていない。

彼は言う。

犬にとって最高のご褒美は「飼い主との信頼関係」

私は、この言葉に感動し、彼の本を書くことにした。

信頼関係がご褒美なんて、こんな素晴らしいことってない!

多くの子ども達に手にとってもらいたい一冊だ。

すべての犬に里親を!-阪神・淡路大震災1556頭の物語

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以前からずっと考えていたことがある。
それは、私が死んだら、私の蘭丸と未来はどうなってしまうのだろう―。ということだった。
犬は飼い主がいなくては生きてはいけない。
となると、もし、私が死んだら蘭丸も未来も新しい飼い主に引き取られ、次の人生を歩むしか道はない。
本書は大地震という舞台の中でそれを語っている。
もちろん、手放したくない。絶対に手放さない。でも、自分が死んだらどうするのか?
犬を飼う人にはそこまで考えてほしい。
「社会に愛される犬を育てよう」
テーマはそこである。

「ぼくの父さんは、自殺した」 -そのひとことを語れる今-

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小学校高学年~


「え?これ児童書ですか」というのが第一の印象だと思う。
はい!私は児童書のノンフィクションを書いている書き手なのでこれも間違いなく児童書なんです。
「命」「生きる」ということを題材に、今までもノンフィクションを手がけてきた。
今回も、それは同じで、本書の主人公は14歳のときに父親を自殺で亡くした少年である。
周囲の偏見の目と、自責の念。「自殺だなんて怖くて誰にも言えなかった」
そこに痛みを共有できる仲間が現れた。
ひとりじゃないとわかった瞬間。どうどうと生きていていいんだとわかったとき、自殺をなくすため、自殺について語れる社会を築こうと、彼は動き出していく。
自殺者が多いのは生き心地が悪い社会である証拠。
生き心地のいい社会を創れば、自殺者は減るはずだ。
自殺は他人事ではない。自殺について考えることは、自分たちの生きていくこの社会について真正面から向き合うことなのだ。
目をそむけないで、子ども達にもこの自殺問題について真剣に向き合ってほしい。
そんな願いを込めて書き上げたノンフィクション。

ドッグ・シェルター ―犬と少年たちの再出航―

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金の星社 定価 1200円 + 税

第36回日本児童文学者協会新人賞受賞作品
第49回青少年読書感想文全国コンクール中学校の部課題図書

2006年TBSドラマ「君が光をくれた」の原作としてドラマ化

小学校高学年~


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ドッグ・シェルター(フォア文庫) ―犬と少年たちの再出航―

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金の星社 定価 560円+税

第36回日本児童文学者協会新人賞受賞作品
第49回青少年読書感想文全国コンクール中学校の部課題図書

2006年TBSドラマ「君が光をくれた」の原作としてドラマ化

小学校高学年~


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過ちを犯した少年たちに「命」の大切さを教えたかけがえのないパートナー。
それは壊れたおもちゃのように一度は人間に捨てられた犬たちだった。
「生」か「死」ではなく、捨て犬たちの新しい家族を探す橋渡し役、それがドッグ・シェルターだ。アメリカのポートランドでは、新しい飼い主へ渡すまで犬のすべての世話とトレーニングを少年院の子どもたちが行なっているプロジェクト<プロジェクト・プーチ>がある。
犬たちはここで人間への信頼を取り戻し、過ちを犯した少年たちは「命」を預かることにより、その大切さを学び、自分自身の存在価値を見出していく。
麻薬売買や強盗の罪で、少年院送りとなった少年ネートと犬のティリー、そしてティリーの新しい飼い主となった自閉症のジョーダン。ふたりの少年と一頭の犬を通して、プーチの活動を紹介し、「命」とそこから生まれる無限の可能性について考える、ノンフィクション。

犬に本を読んであげたことある?

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講談社 定価1300円+税

小学校高学年~


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おちこぼれだった子どもたちが自信に溢れた姿に変わっていく魔法のプログラム「READプログラム」はある女性が真夜中に突然思いついたユニークなこころみ。現在、アメリカとカナダで1000を超えるボランティアの飼い主と読書介助犬のチームが活躍している。
犬に本を読んであげることが子どもにとってなぜこれほど大きなことなのか、子どもと、そして子どもに関わるすべての人に贈る大きなヒントに満ちた一冊。子どもが読書好きになる、成績があがるとアメリカで話題騒然だ。
世界初の読書介助犬、オリビアとおちこぼれの子どもたちの物語―。
学校の先生やお母様方にも、是非、お勧めです。
個人的には、私が一番著書の中で気に入っている本なのですが・・・

命のバトンタッチ ―障がいを負った犬・未来―

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岩崎書店 定価1200円+税

小学校中学年~


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千葉県酒々井市の馬橋で、後ろ両足を切断され、右目を切られた子犬が捨てられていた。
子犬は、佐倉警察署に落し物として届けられたが、すぐさま動物愛護センターに送られ、数日後には殺処分が決定した。
そこにひとりのボランティアの女性が現れ、子犬をセンターから引き出し、
里親探しを決意する。
命の尊厳と命に対する責任について問いかける「命の授業」に最適のノンフィクション。
命を預かるとはどういうことなのか、犬の飼い方から命に対する責任をこどもたちに伝えるノンフィクション。
実は、この本に出てくる未来ちゃんは、我が家のワンコです。
未来ちゃん同伴の「命の授業」も千葉県の小学校で行い、児童・PTAに大変好評を得ました。
命ってこんなに素晴らしい!!ということを教えてくれます。
未来ちゃんのページにも是非おいでください。

ぼくの学校は駅の10番ホーム ー夢にむかって走る家なしビッキー物語―

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旺文社 定価1238円+税

2003年厚生労働省社会保障審議会推薦 児童福祉文化財

小学校高学年~


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私が児童書を書こうと思うきっかけとなった少年、ストリート・チルドレンビッキーを主人公に描いたノンフィクション。
恥ずかしいのは、どんなにお金があっても夢も希望もない人間のこと―。
お金があって、学校に行けて、とことん恵まれているのにそのチャンスを生かせない人。家のないビッキーは生まれてきたこと自体をチャンスだと言い、プラットホームにあるボランティア施設で毎日必死で学び続ける。
それは、ビッキーにはストリート・チルドレンに勉強を教える先生になりたいという大きな夢があるからだ。学ぶことを未来への大きなチャンスと捕らえるか、仕方なしの義務と捕らえるかで、子どもたちの未来は大きく変わる。
チャンスは与えられるものではなく、自分で見つけるもの。
それを、自分の生き方で証明してくれたビッキーを通して、日本の子どもたちが、少しでも自分たちが何のために学ぶのかについて考えてくれたらうれしいと思う。

国境をこえた子どもたち ー国際養子縁組をした家族―

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あかね書房 定価1300円+税

第48回産経児童出版文化賞推薦図書

小学校高学年~


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森と湖の国、フィンランド。
この美しい国で、ちょっと変わった家族が暮らしている。
夫婦の名前はリスティマキ夫妻。この夫妻には6人の子どもがいるが、夫妻と血が繋がっているのは長女のネッタひとりだけだ。
長男のミロと次女のオウナはインドから、三女のリュッケは中国から海を渡ってやってきた養子だった。
なぜ、リスティマキ夫妻は自分の子どもがいるのに、肌の色も、民族も違う遥か遠い国から三人もの養子をとったのだろうか―。
リスティマキ夫人は言う。「自分の子どもとは、自分が生んだ子どものことではなく、育てた子どものことです。」
私は、この言葉にとても衝撃を受けた。
日本人は家族と言えば、まず血のつながりを重視する。しかし、血が繋がっていても昨今では幼児虐待が後を絶たない。これを親子と呼ぶのはあまりにも悲しい。
例え、血が繋がっていなくても心が繋がっていればそれは立派な家族というべき。
自分と異なるものへの偏見や差別を乗り越えて、素晴らしい子育てと真の親の愛を精一杯注ぐ、フィンランド人のリスティマキ夫妻の想いを描いたノンフィクション。
(*多くの小学校の総合授業でも講師に出向き、好評を得ている「究極の国際理解のテーマ」だ。)

ぼくの夢は学校へ行くこと ーバングラデシュ紅茶畑の軒下教室からー

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佼成出版 定価 1500円+税

小学校中学年~


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特定非営利活動法人ESAアジア教育支援の会の支援先であり、ESAより取材協力を受けた著書。
学校で、子どもたちが取り組むボランティアや支援をテーマに取り上げたノンフィクション。
バングラデシュの紅茶畑に住む人々には、夢や希望を持つ頭のスイッチが入っていない。それは、驚くほどの貧困がもたらした結果だった。
近くの修道会の神父は、何とか村人たちをこのすさまじい貧困から救い出そうと、村の子どもたちに学ぶことの楽しさを伝え始める。
村の学校の先生の給料、教科書、ノート、筆記用具はすべて、海外からのボランティアの支援金で賄われている。
本当の支援とは、貧しい人たちに物品を送ることではない。本当の支援とは、支援を受ける側が名誉に思える支援、つまりいつかは自立できるような支援ではないか、という疑問をバングラデシュで学ぶひとりの少年、ジュトンを主人公に読者に投げかけながら、「支援」や「国際協力」について考えてもらう本。
(*小学校高学年、高校からの講師依頼で現在一番リクエストが多いテーマだ。)

ばあちゃんの笑顔をわすれない ー介護を仕事にえらんだ青年―

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岩崎書店 定価1200円+税

小学校中学年~


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「福祉について考える」は、教育の現場でも総合的学習の中で積極的に取り入れられている。
この本は特別養護老人ホームとデイサービスセンターで働く若い介護士を主人公に描いたノンフィクションだ。
人の心に寄り添うことの大切さー、そして難しさー。
その人を大切にするということは、その人の宝物までも大切にするということ。
その老人のケアをただしていればいいというのではなく、いつかはその人が培ってきた思い出も一緒に持ってこられるようなホームにしたい―。
介護という仕事を通して自分の夢を実現させようとする若者と、認知症の妻を持った老人の物語。
児童書なのに、発売してみると、なぜか大人の指示を圧倒的に集めた本である。
共感できる内容なのかもー?
人は誰でもいつか、老いて年を取っていく。
人としての権利を失わず、他人に我が身を任すということの難しさを私たちはどう向き合っていけばいいのだろうかー?
老いて、認知症になりすべてを忘れ去ったほうが、人として幸せなのか。その時、家族は?
児童書ながら、人間の尊厳について真剣に取り上げた一冊である。

ぼくたちの生きる理由 ―ホスピス病棟405号室からー

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ポプラ社 定価 1100円+税


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死について考えることは生について考えることー。
終末医療を担当する、ホスピス病棟の医師、小澤竹俊は、ひとりの末期がん患者、横溝清一と出会う。
ホスピスに最も大切なのは、心のケアーだ。
竹俊はそのケアーを傾聴という形で取り入れ、患者が心静かに最期を迎えられるよう寄り添うことを心がけている。
死や命について様々な考えを竹俊に話すことで、患者はやがて訪れる「死」を静かに受け入れるようになる。
ただ話を聞くー。耳を傾けるー。
人は、自分の話を聞いてもらえると、自分が認められていると感じる。自分はそこにいてもいいのだと思える。
これこそが、傾聴のマジックだ。
清一も、竹俊に様々なことを話し、今までの人生を語ることで、健康な時では考えもしなかった新しいことを発見し、人が生きている理由を死を目前に見出していくー。
命とは、生きるとは、私たちがこの世に存在している意味とは何なのだろうかー?
取材をしていて最も辛く、最も多くのものを与えてもらえた一冊。
子どもたちの自殺が絶えない今、是非手にとって、命について考えてもらいたい一冊である。同時に小澤医師の著書「苦しみの中でも幸せは見つかる」もお勧めだ。

ちかい家族 とおい家族 -東京ドヤ街物語―

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ポプラ社 定価1100円+税


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テーマはズバリ家族。大切な誰か、守りたい家族がいることで、人はどれだけ強く、やさしく、そしてせつな的な欲求に負けずに生きて行けるのかー。
家族を大切に思うことは、自分が幸せを手にするためのパスポートだ。
この物語は、東京山谷ドヤ街に住む、ひとりのオッチャンと私自身の生い立ちを通して、描かれたもので、正直知人にはあまり読んでほしくない?ノンフィクションだ。
人のために何かをすることは、自分自身のためである。
人を愛することは、素晴らしいことである。それは、誰かを愛しいと思える自分を最も肯定できるからである。人というのは、他人の悪口を言っている自分より、他人を好きになり他人を褒め称えている時の方が、自分を肯定できるものなのだ。
そして、自分を肯定できる人間は、どんどん前に進むことができるのである。
東京の山谷でホームレスやドヤに住むおっちゃんたちと関わっていく中で、私自身が学んだ哲学―。
一応は児童書なんですけどね。

犬たちの命を救え  ー麻酔45分の壁―

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国土社 定価 1200円+税

小学校高学年~


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時は1960年代。当時、犬は家畜として扱われ、日本での動物医療は進歩していなかった。手術の際、欠かせないのが麻酔だが、その麻酔も45分が限界で、それ以上かかる手術は助かる見込みがない病として死を余儀なくされていたのである。
その時、ひとりの獣医師が動物の麻酔学を学ぶためアメリカへ旅立った。
安全で長時間の手術にもつかえる吸入麻酔があれば・・・。
アメリカ人の獣医師と共に、吸入麻酔の開発に取り組んだ澤辺省三はついに、動物の吸入麻酔を完成させる。
さらに獣医師の澤辺は、動物の治療は医療技術だけではなく、飼い主の信頼を得ることから始まることをアメリカ人獣医師から教えられる。
言葉が話せない犬たちへの限りない愛情と、飼い主にとってはたったひとつの命である愛犬への想いを最大限に汲み取り、治療に全力を注いできた澤辺省三の40年間を描くノンフィクション。
私自身が、犬を飼い、大の犬好きであることから「こんな獣医さんが近くにいたらなあ・・・。」という願いを込めて書き上げた一冊。
命を救うということはどういうことか、また、吸入麻酔がどんなものなのか興味がある子どもには図解も入っているので是非、読んでみてほしい。

チャチャはぼくのパートナー

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佼成出版社 1500円+税

小学校中学年~


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言語障害や問題行動を持つ発達障害者を専門にトレーニングしている横室純一先生と重度の自閉症児、大樹君を主人公に描くノンフィクション。
横室先生は、発達障害児の子どもたちの自主性を引き出すため、セラピー犬を育成すし、自身でも二頭のセラピー犬とともに暮らしている。
この発達障害児専用のセラピー犬は、盲導犬のような絶対服従の犬ではその役目を果たさない。
そのため、横室先生は独自のプログラムを作り出し、犬種選びからトレーニングなどを行ない、障害児のトレーニングや施設訪問に役立てることで、障害児の自主性を引き出すことに大きな成果を生んでいた。
ある日、定期的にトレーニングに出向いていた自閉症児、相川大樹君のお父さんは、横室先生に、自分の息子のためにセラピー犬を飼いたいと相談を持ち出したところ、
横室先生は自分の犬、チャチャを譲ることを申し出る。
最初はチャチャを怖がっていた大樹君だったが、そのうちチャチャに自分の大好きなお菓子を分けてあげたり、今までにない笑顔を見せるようになる。
そして、怒りという感情が大樹君の中から消え去り、問題行動のパニック症も徐々におさまりをみせるようになっていく。
発達障害児への理解を深めることで、私たちの中にある健常者と障害者との壁を少しでも低くすることができたら、との想いで生まれた一冊。

フントの車いすやさん

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佼成出版社 1500円+税

小学校中学年~


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フントとはドイツ語で犬という意味。
ミシン工場に勤めていた足立圭司は、工場の閉鎖と共に、職を失い、その際、社長の犬だったミニチュア・ダックスフントのコボを引き取るようになる。
もともと犬が大好きだった圭司は、その後、自分の機械に関する知識を生かしたいと、後ろ足が不自由になった犬のための車いす作りに挑戦。何度も失敗しながらついに納得のいくものを作れるまでになる。そして、格安で犬の車いすを作るという新たなビジネスをホームページで展開したところ、犬を本当に愛し、何とか自分の犬がもう一度走る姿を見たいという飼い主から問い合わせが相次ぐ。
仕事だけでは終わらない、圭司と犬の飼い主、そして足が不自由になっても必死で歩こう、走ろうとする犬たちの素晴らしい友情と絆を描いたノンフィクション。

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